- ちんぞう
- I
ちんぞう【珍蔵】めずらしいものとして大切にしまいこむこと。II
「古器を~し今に伝える」
ちんぞう【頂相】〔「ちんそう」「ちょうそう」とも。 「ちん」は唐音〕禅宗で, 師または高僧の肖像画をいう。 禅宗において非常に重要視され, 高僧の像を法堂にかけたり, 印可の証として師の頂相を法嗣(ホツス)に与えることが行われた。 中国北宋時代に盛んとなり, 日本には鎌倉時代に伝えられ, 室町・江戸時代を通じて盛行した。 様式は写実的で, 日本の肖像画の発達に大きな影響を及ぼした。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.